読んだ本
タイトル | 天然日和1
天然日和2 |
作者 | 石田ゆり子 |
感想
ひとが使う言葉には
そのかたの佇まいがあります。
そのかたが、その言葉でせかいを捉え
じぶんなりに理解しようとし
知り得るものを選択して、言葉を紡ぐからなのかなあと思っています。
石田ゆり子さんは、「天然日和」のなかで
決して現実からかけ離れたすてきな世界だけでないもの
日々の嬉しかったこと、人間らしいコミカルなできごと、生き物の死や、ひとの切なさや悲しみ
それらぜんぶのご自身と向き合いながら、言葉を紡いていらっしゃいます。
日々の変化を素直に受け入れながら、じぶんがどう生きていくか
こんな風に生きられたら。。。と思えることが
読む人に希望を与えてくれるんだなと感じました。
大切な人が落ち込んだとき
お勧めしたい
温まる紅茶のような
ちいさな花束のような
そんな本です。